UbuntuでSurface 3のタイプカバーを使う
- 追記
カーネルv4.2-unstableではタッチパッドが動作しない模様です.
@173210 タイプカバーキーボード動きました。ありがとう。ただ、タッチパッドが反応しなくなったけど、殆どマウスを使ってるので問題ないです(^^;)
— Kouchan (@kouchan66) 2015, 9月 15
Surfaceといえば, あのMicrosoftが出しているタブレットである. タイプカバーなる専用のバカ高いキーボード兼カバーも販売している. (広告注意)
UbuntuもSurfaceも超有名なので, この組み合わせで困ることはまずなかろうと思われていたのだが, どうやらまだタイプカバーに対応するための変更がUbuntuに取り込まれていないらしい.
しかしLinuxカーネルのmainlineには既に取り込まれている.
HID: microsoft: Add Surface 3 type cover
幸いなことに, Ubuntuではmainlineのカーネルのバイナリを公開している.
http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/
4.1.1以降で対応したらしいので, その中から1つ選ぶ. 無難にrc (Release Candidate, 公開候補版) は避ける. すると執筆時点ではv4.2-unstableが最新なので, これを使うことにする.
Surface 3 Proはamd64 (俗に言う64ビットPC) なので, 次のものをインストールする.
linux-headers-カーネルバージョン-generic_パッケージバージョン_amd64.deb
linux-headers-カーネルバージョン_パッケージバージョン_all.deb
linux-image-カーネルバージョン-generic_パッケージバージョン_amd64.deb
気をつけなければならないことは, これもあくまでunstable (不安定版) であることだ. 不安定版と言っても, そんじょそこらのクソOS (例えばWind*ws) よりは安定しているはずだが, そのことは忘れないように. タイプカバーは滅多に使わないというのであれば, stable (安定版) やlongterm (長期サポート版) に変更が加えられるのを待ってもいいかもしれない.
/* まあ, カーネルパニックやファイルシステム破損を楽しめる人なら常にmainlineを使っててもいいかもしれないが. */