言語学入門: 文法


「ノート」タグが付いているものはただのノートである.まあ興味があれば見ればいいし, なければ見なければいい. 本格的に勉強したいならうちの学部入れ. 誤りを見つけたら指摘すること. 内容は授業及び教材の出典が主である. 注意しなければならないのは, 侮蔑的な言葉はほめことばであることである. よく茨城とかIT業界とか英語とかにそういう言葉を浴びせているのはそういうことである.

いよいよsyntaxだ. あと2時間でsyntax, semanticsといったことを復習し終えなければいけない.

#5. 文法 (Syntax) Syntaxは語がどのように句や節, 文を構成するのか研究するgrammarの分野である.

##5.1 「5文形」 (Five Sentence Pattern) 英文の基本的な様式. 全てがこれに当てはまるわけではない.

##5.2 文 ###5.2.1 構造 大抵の文は主部 (subject) と述部 (predicate) で構成される. マイナーな文では, そうとも限らない. Canonicalでない文章などがそれに含まれる.

###5.2.2 意味や機能 ####(1) 定義文 (Declarative sentence) イントネーションが落ちる.

####(2) 疑問文 (Interrogative-) Interrogateは質問するという意味らしい.

通常の質問 (General Question) ではイントネーションが上がる. Yes, Noで答えられない特別な質問ではイントネーションが下がる. orで質問に選択肢を与える代替質問 (Alternative Question) では最後の選択肢でイントネーションが落ちる.

付加疑問文 (Tag Question) とかいうものもある. Rhetorical Questionとして”Who knows?”とかもある.

####(3) 命令文 (Imperative-) Nobody move!

####(4) 詠嘆文 (Exclamatory-) WTF!

####(5) 願望文 (Optative sentence) May the force be with you.

##5.3 句 1語以上の語を含む文の要素だが, 主部と述部を欠く. /* この概念を用いることができるかどうかがESLやEFLでの重要な分かれ目の1つだと私は考えている. 当たり前だが, この学部に来てからそんなことで困ってる奴はほとんど見ない. (まれによく見る) */ ###(1) 名詞句 ###(2) 動詞句 ###(3) 形容詞句 形容詞句とかいうくせに前置詞で作られたものもある. まあ機能としては形容詞である. ###(4) 副詞句 副詞句とかいうくせに(ry

##5.4 節 句と文の中間的な文法構造であり, 主部と述部の構造を含む. // 節は難しいとよく言われるが, ぶっちゃけ句の方が難しい. 慣れればどっちも難しくない. ###(1) 名詞節 ###(2) 形容詞節 ###(3) 副詞節 > Although he worked hard, he failed the exam.

今, 非常に煽りを受けている.

##5.5 時制, 局面, 態 ###(1) 未来現在 (Future present) I have an exam.

###(2) 歴史的現在 (Historical-)

###(3) 進行面 よく進行形と言われるが, ここはaspectの意味を取るために「面」と訳す. もしかしたらいい訳語が他にあるのかもしれない.

###(4) 完了面

###(5) 仮定法過去と仮定法過去完了

###(6) 能動態と受動態

##5.6 合意 (Agreement) 対応する他の, 特定の形の語が必要な特別な語の形である. まあ例を示したほうが早い.

###(1) 呼応 (Concord) > My family is a large one. My family are early risers.

###(2) 時制の一致 (Sequence of tenses) > He said, “I bought this game yesterday.”

He said that he had bought that game the day before.

##5.7 文法構造, 主題/題述 (theme/rheme), 与えられた/新しい情報 主題/題述等はsyntaxとは関係なかったりするので注意.

###主題 (Theme) トピック, もしくは文章が説明しているもの. 通常文の最初に来る.

###題述 (Rheme) コメント, もしくは文章で主題に続くすべて.

##5.8 生成文法 (Generative grammar) 理系人間チョムスキーによって開発された. これによっていかに文系がゴミクズであるかということと同時に, いかに文系, 理系の融合が重要かが示された. /* もっとも, その後もそういった融合はあまり実践されておらず, 学際を掲げている某大学の某学部も実践できていない. 某大学は大学全体で学際を掲げているようだが, 結局理転, 文転を促しているだけのように思える. */ これは限られた数の規則で言語の全ての文法的に誤りのない文章を作り出せる. これが「生成」と呼ばれる所以である.

###5.8.1 句構造規則 ある構造はより詳細な構造で構成される.

###5.8.2 Tree diagram 5.8.1で示した規則に基づき, 木構造を表した. /* この木, NaNの木, 気にnull木 */

###5.8.3 関係詞句 (Complement phrase) /* いつか葉が繁って 幹が大きく育って 根を広げて 森になる日が未来 */

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