TsuboneSystem改修案 第2版
TsuboneSystemの課題
TsuboneSystemにはいくつかの課題がある.
メッセージングシステムの不足
現在, Prog部では連絡のために別にLINEグループを使用している. その速報性が利点としてあげられており, TsuboneSystemではその要求を満たせない.
作品提出機能
バージョン管理などはない. GitHubなどを使用することもできるが, GitHubはプライベートリポジトリが有料であり, 一方プライベートリポジトリが無料のBitBucketはあまり人気ではない.
セキュリティ
ログインフォームでは, パスワードが平文のまま送られ, ログインに失敗した際にはリダイレクト先のURIに平文のまま含めて送り返される. 少なくとも, URIに含まれているパスワードは不要で, マスクされない, 履歴に残るなどの問題がある.
将来性
TsuboneSystemはメンテナンスされていない.
解決策
Odooの導入
OdooはオープンソースのERP (企業資源計画) ツールである. 次の特徴がある.
- LGPLv3でライセンス
- 多くのアプリケーションで構成されており, メッセージング機能やイベント管理機能など要求されている機能が揃っている
- アプリケーションは追加可能
- 企業によって2005年から開発が続けられており, 信頼性がある
よって, OdooによってTsuboneSystemを置き換えることによって, 機能面, 信頼性の面における問題が完全に解決できる.
GitLabの導入
作品提出機能の一部代替として, GitLabを導入する. これにより, プライベートなソフトウェアをオンラインで管理できるようにする.
オンラインでのTsuboneSystemの稼働停止
メンテナンスされていないTsuboneSystemをオンラインにす続けるのは危険なので, 稼働停止する. ただし, これまでのデータやソースコードなどは現状のまま保管し, 部室PCなどでオフラインで閲覧可能にし, それ自体が作品であるTsuboneSystemや保管されている記録を破棄しないようにする.
TLSの導入
最近, 無料で自動, かつオープンなTLS用証明書発行サービス, Let’s Encryptがベータを終了した. これにより証明書を取得し, TsuboneSystemの通信を全て暗号化する. 結果として, 通信内容の盗聴を防ぐ.